最新のセキュリティのテーマになっているゼロトラスト

情報化社会においてデータセキュリティは重要であり、日々新しいノウハウが誕生しています。そのデータセキュリティにおいて、最新のトレンドになっているのがゼロトラストという考えです。ゼロトラストとは数字の出発点を意味するゼロと、境界を意味するトラストを組み合わせた生まれた言葉になります。このゼロトラストは、企業のデータにアクセスする相手に対して過去の記録を考慮せず常に平等に検査をするという仕組みです。

なぜこの概念が最新のトレンドになっているのかというと、国内外で進められているリモートワークの影響が関係しています。リモートワークは企業が費用を払って専用の端末を購入し、それを社員に配布することによって外部でも仕事ができるようにすることです。このリモートワーク自体は社員の健康や生活を守るうえで重要視されているわけですが、その代わりのデメリットとして生じているのが配布した端末から情報を抜き取られることです。端末を配布するということは所持者が落とすというリスクだけでなく、ネットワークを介して端末にハッキングされるリスクも十分にあることを意味します。

企業へのハッキング以外にも情報が盗まれるリスクが生じているため、従来のやり方では対応が困難です。そこでゼロトラストの概念となっている同じアドレスでも信用せずに検査するという仕組みをセキュリティに搭載することで、配布した端末から不法アクセスされてもすぐに対処することができます。